シーズー犬モンロのページ

モンロとの出会い

モンロと出会ってから、若かりし頃の思い出を綴ります。

1994年~

モンロと出会う前

 初めて飼った動物は、セキセイインコの「ピッピ」。物凄く私になついてくれていましたが、世話をおろそかにしたせいで他界。私が小学生の頃の話です。
 両親はインコならまだしも、もっと世話のかかる犬や猫を飼うのには反対でした。 その両親の気持ちが変わったのは、私が中学2年生のある日、親戚に頼まれ数日間子犬を預かった時です。

 子犬は、シェパードという警察犬のイメージのある犬です。 家に来て一日目の夜、寂しさから遠吠えをしていました。 可哀相だったので、その子犬を布団に入れると、いつもそうしていたかのように子犬はチョコンと頭を枕に乗せ、「Zzzz・・・・」安心しきったようにグッスリです。
 犬を飼ったことがなかった私は、目と鼻の先に子犬の顔があり、このまま噛まれたらちょっと怖いという思いと、あぁ、なんて可愛いんだろうと、心がふっくらしたような感情が入り混じってました。

 その時から子犬は私に懐き、数日間だけど私は幸せだったんでしょう。
 その子犬との別れの日、子犬はいつまでたっても私の膝に乗ったまま、どこうとしませんでした。私も、このまま子犬と生活したかった。 でも、家はマンションで、小型犬ならともかく大型犬は無理とはじめからわかっていたので、家で飼いたいとは言えなかった。
その時の寂しい記憶は、今でも残っています。

 「ハナちゃん」子犬は、もらわれた先でそう名づけられました。 ハナちゃんのもらわれた先も親戚の家なので、私は何回かハナちゃんに会いました。ハナちゃんは、その次会った時はもう成犬で、私の事覚えてるのかもわかりませんでしたが、シェパードらしく優しく賢い子でした。

 余談になってしまいましたが、子犬を数日飼った事で両親も犬が欲しくなったらしいです。

子犬探し・モンロに一目ぼれ

起きるもんろ  両親は「犬種大辞典?」なる本を買ったり、週末にはペットショップを巡る日々が続きました。

 私は本をみて、ダンディーディンモントテリアという犬種が気に入りましたが、日本にはあまりいないと本に載っていたので、特にこだわるわけでもなかった。ただ、ペットショップに売られている子犬をみても、私も両親も「う~ん、なんか違うな・・」という感じで。

 そんな時、お父さんが「今日、お客さんの家でとても可愛い犬がいた。家にも、あの犬種がいい。シーズーという犬だ」シーズー犬、本で調べても、なんか毛が着飾った雰囲気だけど可愛げがなくてスルーしていた。 実際ペットショップでみつけると、確かにフワフワしていて丸っこくて可愛い。でもでも、な~んか違うんだよな・・・と、子犬探しに奮闘していたある日、「格安!子犬市場!今週の土日のみ開催」という感じの?新聞広告を親が見つけ、その週末早速出掛けたのでした。

 その場所は、古い個人宅兼のような狭い敷地で、様々な人気の犬種の子犬がところすましとゲージに並んでました。お客さんも結構いました。
 私たち家族は早めに到着したのですが、パピヨンやポメラニアンの子犬が飛ぶように数匹売れていたことと、確かに外見は可愛いけど、吠える犬は大変そうなのに、よく飼うなと思っていた事を覚えています。

 接客中の店主に値段を聞くと、シーズーは7万円とのこと。他のショップでは13万前後が相場だったので、確かに安いです。当時シーズーは人気は二番手だったようで、狭いゲージに数匹ずつ入れられていました。
 その中で一匹、なぜか全身濡れているシーズーの子犬がいました。他の子犬にオシッコかけられたとしてもこんなに濡れる訳ないし、水もないゲージの中にいるのになぜこの子犬は濡れてるんだろう?と不思議に思いました。

そして、その子犬と目が会った時、一目ぼれをしたのです。

「こんな可愛い犬はいない」と、もう心を貫く可愛さです。

 一応他の子犬も一通りみましたが、その間も「こんな事をしていては、あの子が売れてしまう。あんな可愛い犬を他の人がほっておかない」と焦り、親に「この子を飼おう。すごく可愛い」と言うと、親も承知し、店主を呼びました。
店主は流れ作業っぽく、ささっと子犬のおしりの毛をハサミで切り、手短に飼い方の説明をしてくれました。
「血統書は、後日送ります」と告げた店主でしたが、血統書が送られてくることはなく、教えられていた電話も繋がらなくなりましたが、それはまた後の話。

とにかく、この日シーズーの子犬が家の一員になりました。
私が中学2年生の、2月です。この日から、私の人生が変わった。

ミルクちゃん?ダンディ?

 ワクワクしながら早速子犬と共に帰宅しました。子犬が我が家の一員になったものの、まだ名前も決まっていません。子犬につけたい名前が皆バラバラでした。私は「ダンディ」がいいと言いました。子犬は女の子ですが、私は犬の事典をみて「ダンディ・ディンモント・テリア」が気に入っていたので・・・。
 母は「ミルク」がいいと言っていました。多分父が「モンロー」がいいと言ったんでしょう。事典で「シーズー犬は歩き方がモンローウォークと書いてあったから」という名前の理由は覚えていますが、当時父が提案した名前は忘れました。

 皆バラバラではいつまでたっても名前が決まらないので、子犬に決めてもらおうということになりました。子犬を皆で囲んで、それぞれ自分の決めた名前を呼んで、子犬が誰かの元へ行ったら、その名前に決定という事です。

 子犬は、いきなり皆に囲まれて、皆から「こっちへおいで」と名前を呼ばれたので、ビックリしたことでしょう。思い返すと、あれではまるでセリの会場です。皆自分の決めた名前をつけたいので、必死で子犬に呼びかけました。
結局、子犬は母の元へ行きました。なので、名前は「ミルク」に決定です。・・・だったのですが、ダメでした。子犬を「ミルク」と呼んだのは母だけで、私は子犬を「ダンディ」と呼び、父はまた別の名前で子犬を呼びました。

そして、いつの間にか子犬の名前は「モンロー」になったのです。

トイレのしつけ

伸びするモンロ 家にやってきた頃のモンロは、多分初日から私と一緒に寝ていたので、夜鳴きしませんでした。 ご飯も普通に食べていました。 トイレのしつけ、毎日試行錯誤で本を読んで実行しては挫折したりをくりかえして・・ 本のお手本通り、違う場所におしっこしたら、犬におしっこの匂いを嗅がせて、「ここでするんだよ」と モンロをトイレに連れて行く作戦を実行。それを繰り返すうちに、もんろが学んだのです。 まず、違う場所におしっこをして、その後トイレに行って「反省」のポーズをする。 可愛い☆☆可愛いけど、違う~~~

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